タマン・パイン・ケイブ
2018年07月11日(水)
鍾乳洞は、光の無い世界です。
しかも、中に流れている水は、アルカリ性の炭酸カルシュウムの水溶液です。
光が無いことから、光合成が必要な植物の類は、菌類に至るまで存在しません。
では、動物はどうでしょう。
洞窟の住人としての代表格は、なんといってもコウモリです。
夜行性のコウモリは、昼間は洞窟内で過ごし、夜になると洞窟の外に餌を求めて飛び立ちます。
そうして、集団で生活するコウモリは、仲良く並んで洞窟の天井に張り付いているのです。
コウモリといえども、ご飯を食べればウンコをします。
実は、このウンコは、メクラチビゴミムシ、カマドウマ、ザトウムシ、ヤスデなど、洞窟内の小動物の大切な栄養源なのです。
私たちは生活すべてを暗闇の中で過ごす小動物の所に、お邪魔するわけです。
彼らの生活を乱さぬように気をつけながら、洞窟の中を覗かせていただきましょう。
2018/07/11 23:02 Update