礒野さんの(ものはらのおたから)の利用方法は、新たな創作となりました。
どうやら、関由美さんと礒野昭子さんの偶発的で間接的なコラボレーションは現実のものになりそうです。
関 由美さんの一輪挿しを眺めていて...
それに挿すための冬虫夏草を、硝子で創ってみました。
では、こんどのイトヒキミジンアリタケも、そろりそろりと引き抜いてみましょう。
一輪挿しの中から、ぐるりんと半回転させるようにして引き抜くと...
宿主のアリさんが現れました。
これまた、子実体の鮮やかな青色から一転、土の中を表した部分は、赤みがかった茶色と黄土色、そうして菌糸と思われる白色が宿主のアリさんまで伸びています。
ものはらののおたから、の一輪挿しが、この世に二つと無い冬虫夏草の一輪挿しになるかもしれません。
いや〜楽しいですね、ワクワクいたします。
冬に虫だったモノが、夏に草となります。
秋に土や石だったモノが、春に硝子の造形物になるそんな、お話です。