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化硝研究所

anmo_y.gifここは、化硝研究所、
ギャプス紀の地層から出土した未確認化石、UF(アナイデンティファインドフォッシル)の復元に取り組んでいます

isonon80.gif化石は、ルナ・トウルレムの生痕化石と考えられます

ルナ・トウルレムは、刺胞動物門、六放サンゴ亜網、ツキノトウ類ですが、固着生活期の噛みつき痕が化石(生痕化石)となったのでしょう

化石の輪郭が卵型になっています
is002.JPG
これは、固着生活をするさいの潮の流れによるものです
流れがあることで、同一方向からの力が常にかかっている状況になります
このため、噛みつき痕の中心が下流方向にずれるのです。

2022/08/14 23:15 Update

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anmo_y.gifここは、化硝研究所、
ギャプス紀の地層から出土した未確認化石、UF(アナイデンティファインドフォッシル)の復元に取り組んでいます

a001.jpg最後に、礒野元博士の復元をご紹介いたしましょうアンモ

isonon80.gif圧倒的なフィールドワークから得た想像力をあなどってはいけません
UF005に類似した模様を見たことがあります

それは、刺胞動物の生痕化石です

刺胞動物の中でも、六放サンゴ亜網の属するツキノトウだと思います
is001.jpg

2022/08/30 20:19 Update

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anmo_y.gifここは、化硝研究所、
ギャプス紀の地層から出土した未確認化石、UF(アナイデンティファインドフォッシル)の復元に取り組んでいます

gen80.gifさて、ここからが化硝研の真骨頂です
この生物の生きていたときの姿をガラスで再現してみました
Fibulaspis1.jpgFibulaspis2.jpg
 Fibulaspis parasitus (フィブラスピス パラシトゥス)

 脊索動物門/脊椎動物亜門/無顎類 詳細不明

ギャプス紀の海に生息していた小型の無顎類(顎を持たない脊椎動物)です。

2022/08/12 22:42 Update

化硝研究所

anmo_y.gifここは、化硝研究所、
ギャプス紀の地層から出土した未確認化石、UF(アナイデンティファインドフォッシル)の復元に取り組んでいます

gen80.gif大型魚類の体表に寄生するフィブラスピスたち
mg5005.jpg

フィブラスピスが宿主の表皮に付いている様子はまるで愛らしいカメオのブローチのようです。
驚異的な吸着力を持つ腹面で宿主にガッチリと張り付き、トゲのある硬い頭甲に守られて捕食されることも殆ど無く、寄生した宿主の上で生涯栄養分を吸い続けて成長・繁殖して生活していたと考えられます。

2022/08/11 23:01 Update

化硝研究所

anmo_y.gifここは、化硝研究所、
ギャプス紀の地層から出土した未確認化石、UF(アナイデンティファインドフォッシル)の復元に取り組んでいます

gen80.gifUF No.005 復元するとこうなります

フィブラスピス パラシトゥス)は、ギャプス紀の海に生息していた小型の無顎類(顎を持たない脊椎動物)。
無顎類の中でもオルドビス紀からデボン紀に繁栄した鎧のような骨質の頭甲を持ついわゆる甲冑魚の形態と、現在まで生き残っている唯一の無顎類である円口類(ヤツメウナギやヌタウナギ)の口器とよく似た特徴を併せ持っている生物のようです。

ヘルメットのような硬く重い頭甲、平らな頭甲部腹側にある巨大な吸盤状の口、小さなヒレで遊泳能力に乏しい退化的な胴体が大きな特徴。
これらの特徴から、本種は大型魚類などの生物の表皮に吸い付いて皮膚や体液を摂食していた「外部寄生性脊椎動物」と推測されます。
mg5004.jpg

2022/08/10 22:39 Update
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