【太古の底神さま】友松貴史個展
2015年08月06日(木)
ども、町長です。
それは、深い深い海の底のお話し...
そして、まだ人間が生まれる遥かむかしのお話し...
透き通った海に右腕には大きなアワビ。
ご機嫌な気分で波を蹴る脚にも力が入ります。
手足をばたつかせながら必死で泳いでいる最後尾の人影をみつけると、頑張れ頑張れと思いながら波をひとかき、すると、手の届きそうなところまで追いつきそうになります。
さて、もうひとかきっと思ったところで、目に飛び込んできたのは、先ほど捕まえたアワビよりももっともっと大きな、これまで見た事のないくらい大きなアワビが、海の底にへばりついています。
触手が二本ニョニョニョと出ているのが頭の方です。
大きなアワビはゆっくりと、体の方向を変えるようにうごいています。
倍はあるだろう...
そう思った瞬間に遠泳の事は頭から離れてしまいました。
そうして、海底めがけて潜っていったのです。
岩に張りついたアワビを、こぜって岩からはがそうとしますが、なかなか剥がれそうにありません。
さすがに息が続かなくなって、いったん海面に上がり水平線を眺めると、最後尾の人影がまた先の方に遠く離れていくのが見えます。
でも、その時は特大アワビの事が気になって気になって...
もう一度、特大のアワビを目指して、海底に潜っていきます。
ココニちゃんのお話は、スタヂオiでご案内させていただきます。
2015/11/20 13:23 Update