化硝研究所
2019年03月10日(日)
化硝研のアンモです。
化硝研究所では、化石となったかつての生物を、痕跡の無い軟体部や欠損部を知識と知恵と想像力で再現する活動をしています。
まとめを見ていただきましょう。
この化石の表面には一般的な貝殻に見られる成長線の縞模様が一切確認できず、当初は貝の仲間であるとは思われていなかった。詳しい調査により、これは捕食に用いる矢尻の表面を強固な石灰質で繰り返しコーティングして修復・補強する習性のために成長線が埋もれてしまった貝殻であることが判明し(触手から石灰質を分泌)。
ペルム紀末に起こった大量絶滅で様々な二枚貝が死滅しその捕食者も姿を消した後、二枚貝類の回復とともに新たな二枚貝専食者として空きニッチにいち早く進出した生物。
カイコジリの強力な捕食圧に対抗すべく二枚貝類の方も開口部の形状を複雑化させ、さらにカイコジリもそれに合わせて形態を進化させるといういたちごっこが生じたようで、短いギャプス紀の間に多種多様な姿の二枚貝類やカイコジリ類が
存在した痕跡も確認されている。
左側は肌色のゴニアタイト、右側は草色のセラタイト、で大きさは2cm前後のかわいいサイズです。
アンモくん30匹の抽選販売は3月11日(月)受付締切午後7時です。
2019/03/10 23:02 Update