自然と文明の境目で へびいちごの蛙の作文、その3

mayor_y.gifども、町長です。

昨日の続きです。
何かが現れるようです。
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するとそのとき、むこうから、
ごろりん、ごろりん♪
ごろりん、ごろりん♪
かえるより、すこしおおきないきものが、ころがるようにあらわれて、
「なにかこまっているのかな?」かえるにこえをかけました。
「みんながあかい実をたべて、そのままねむっておきないの」
「そのうちからだがすけてきて、たすけにいきたいのだけれど、くろいのがいてちかよれないの」
そのはなしをきいていた、すこしおおきないきものは
「泉のそこにしずんでる、あかい実のたねをひとつ、ひろってきてくれないかな?」といいました。
ちいさなかえるは
「それならおやすいごようだけれど、それでみんなはたすかるの?」とたずねます。
「うん。とってきてくれたらたすけてあげる」
すこしおおきないきものの、ちいさな目がきらりんとひかります。
ちいさなかえるはとびこんで、あかい実のたねをさがします。たくさんしずんだはっぱのなかに、ひとつのたねがありました。
いそいであがってわたしてみると、
「おお、これはすばらしい」
というとたねをぱくりん

すこしおおきないきものの、からだがだんだんすけてきて、
からだのなかにみどりの はっぱ、きいろいお花、あかい実が。
おどろいているちいさなかえるに、
「このこをあげる」
すこしおおきないきものが、かさこそとうごくちいさな虫をわたします。
「このこはたべちゃいけないよ、そしたらきみはたべられないよ」
というやいなや、
ごろりん、ごろりん♪
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くらい森のおくにころがっていきました。
ちいさなかえるはしょっくでうごけません。
ちいさな虫だけがかさこそとはいまわっています。

・・・つづく
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2017/05/08 19:17 Update
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