ものはらのおたから

mayor_y.gifども、町長です。

境界おかわり後のデザートは、いかがでしたでしょうか?
私見ですが、妄想の中にひこ込まれそうで、なかなか楽しい世界が描かれていました、。きっと礒野さんも、思ってもみなかった視点にビビビッときたのでしょう。

さて、今日からまた、ものはらのおたからに戻ってまいりましょう。

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さてさて、関由美さんの「ものはら」の発掘は、みなさまに境界おかわり後のデザートを召し上がって頂いている間も順調に進んでいます。

発掘と言いましても、土を掘ったり岩を割ったりする訳ではありません。
廃棄されたガラスに残骸の中から、何か面白い形になった物や、その途中段階の物などを、見つけては拾い上げていく作業なのです。

発掘の目指す物は、試行錯誤の塊と申しましょうか・・・
さながら「あばれ玉」まで行っていない、「あばれまくり玉」といったところでしょう。

さて、この中から、どのような物が出てくるのか、興味深く探っていきたいと思います。
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2017/05/11 22:59 Update

自然と文明の境目で へびいちごの蛙の作文、その5

mayor_y.gifども、町長です。

今日でおしまいです。
いや〜、なかなか楽しいおはなしでした。

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なにもできずにみていると、ながいいきもののからだのうえに、あかい実のつぶつぶが、こべやにしきられたように、きれいにならんでうかんできます。
そのすがたは、あかい実そのものになっています。
だんだんとあかいつぶつぶがおおきくなってきたときに、かさこそとうごいていた虫さん、ぴよよんとながいからだのうえにとびのって、いちばんはしっこをがぶり。
ながいからだはぐるぐると、ねじれながらほどけていきます。
ほそながいひものなかに、おおきなあかいつぶつぶが、ならんでとじこめられています。
おおきなながいいきものも、ごひきのかえるたちもいなくなり、泉のなかにはちいさなかえる、ほそながいとうめいなひものなかのつぶつぶ。
「たしかにたべられなかったけれど、みんなはたすけられなかったよ」
ちいさなかえるは泉からでると、くらい森のほうに
「あかい実をたべちゃいけないよ」とうたいながらはいっていきました。
うしろをかさこそと虫さんがついていきます。

ひるとよるがなんかいもいれかわっていき、ひものなかのつぶつぶには、かわいいしっぽがはえています。
やがてくるくるとまわりだし、ひものなかからどんどんと、へやのかべをつつきます。
そこからぽよんととびだして、泉のなかをおよぎます。
あかいちいさなおたまたち、森のおくからきこえてくる、ふしぎなうたをききながら、泉のなかにおちてくる、きらきらとした羽の虫さんを、ぱくり、ごっくん。
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「いちごへび」
おわり


あの5匹の蛙たちを見てから、こんな妄想がぐるぐるぐると、渦巻いています。
もしうちに来てくれるなら、透明みどりの子が来てくれると、とても嬉しいです。

(この上までみてもらってください。)
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2017/05/10 23:00 Update

自然と文明の境目で へびいちごの蛙の作文、その4

mayor_y.gifども、町長です。

昨日の続きです。

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それからだんだん、ごひきのかえるのなかで、みどりのはっぱ、きいろいお花、あかい実がそだっていきます。
そして、とてもあかるいよるがきて、
しゅるしゅるしゅる
森のおくからあのおとが。
くろくてながいいきものが、とうとうきてしまったと、
ちいさなかえるは泉のなかからみていると、
森からでてきたそのすがたは、まっくろではありません、
しゅるしゅるとはっぱのなかをすすんでいると、からだのうえにちいさなみどりのはっぱがたくさん、あかい実のまえをとおりすぎると、からだのうえにあかい実がたくさん、
ながいながいからだのうえに、むこうがわにあるものが、ちいさくなってたくさんみえています。

まっくろにみえていたそのからだは、もりのおくがすけていたのです。
そのいきものはねむりつづけるかえるたちのまえにくると、すうっとからだをもちあげて、つぎのしゅんかん、
ぱくり、ごっくん
ぱくり、ごっくん
つぎつぎにのみこんでいきます。
ながいからだのなかをころころところがっていくかえるたちのようすが、ちいさくなってたくさんみえています。
ぱくり、ごっくん
ごひきめのかえるをのみこむと、ながいからだのいきものはこちらにむかってやってきます。
しゅるしゅると泉のなかにはいってくると、くるくるとからだをまるめてねむってしまいました。
・・・つづく
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2017/05/09 22:23 Update

自然と文明の境目で へびいちごの蛙の作文、その3

mayor_y.gifども、町長です。

昨日の続きです。
何かが現れるようです。
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するとそのとき、むこうから、
ごろりん、ごろりん♪
ごろりん、ごろりん♪
かえるより、すこしおおきないきものが、ころがるようにあらわれて、
「なにかこまっているのかな?」かえるにこえをかけました。
「みんながあかい実をたべて、そのままねむっておきないの」
「そのうちからだがすけてきて、たすけにいきたいのだけれど、くろいのがいてちかよれないの」
そのはなしをきいていた、すこしおおきないきものは
「泉のそこにしずんでる、あかい実のたねをひとつ、ひろってきてくれないかな?」といいました。
ちいさなかえるは
「それならおやすいごようだけれど、それでみんなはたすかるの?」とたずねます。
「うん。とってきてくれたらたすけてあげる」
すこしおおきないきものの、ちいさな目がきらりんとひかります。
ちいさなかえるはとびこんで、あかい実のたねをさがします。たくさんしずんだはっぱのなかに、ひとつのたねがありました。
いそいであがってわたしてみると、
「おお、これはすばらしい」
というとたねをぱくりん

すこしおおきないきものの、からだがだんだんすけてきて、
からだのなかにみどりの はっぱ、きいろいお花、あかい実が。
おどろいているちいさなかえるに、
「このこをあげる」
すこしおおきないきものが、かさこそとうごくちいさな虫をわたします。
「このこはたべちゃいけないよ、そしたらきみはたべられないよ」
というやいなや、
ごろりん、ごろりん♪
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くらい森のおくにころがっていきました。
ちいさなかえるはしょっくでうごけません。
ちいさな虫だけがかさこそとはいまわっています。

・・・つづく
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2017/05/08 19:17 Update

自然と文明の境目で へびいちごの蛙の作文、その2

mayor_y.gifども、町長です。

昨日の続きです。
ちいさなかえるはどうなるのでしょう・・・
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しばらくたった夜のこと、
その日はほんとにまっくらで、うっすらと見えるあかい実が、なんだかぼうっとひかっています。
するとそこにちかよっていく、たのしそうないつつのかげ。
「そろそろたべていいころだ♪」
「みんなであかい実たべようよ♪」
かえるたちが歌いながら、あかい実のほうにちかよって、
ぱくり、ごっくん
あかい実をたべてしまいます。
いちばんちいさなかえるだけ、泉からあがることができません。あのあかい実のむこうには、くろくてながいいきものが、いるのをみてしまったから。

つぎの日あかるくなってから、あかい実のまわりをみてみると、そこにごひきのかえるたち、ぐうぐうねむっておきません。
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そのうちごひきのかえるたち、緑のせなかがすけてきて、あかい実がぼんやりうかんでいます。

おどろいたちいさなかえるさん、みんなをおこしにいきたいけれど、森のおくが気になって、ちかよることができません。

・・・つづく
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2017/05/07 22:56 Update
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