【境界】自然と文明の境目へ
2015年12月27日(日)
展覧会を開催するにあたって...)
ども、町長です。
私の思いは、ガラスで創られる「とんぼ玉」と呼ばれるものの中で特に独創性と技術力の高い作品を、後世に残すべき芸術作品との認識から広く世間に紹介し認知していただけるようになることです。
その思いで、グラスタウンの活動は、開始から8年半が経過いたしました。
これまでの活動は、その範囲をインターネット上と制限しておりましたが、今回の展覧会を機にネット上だけでなく作品を実際に手にとって見ていただける場へとその活動範囲を広げていこうと思っています。
この度、とんぼ玉業界の雄と目される、礒野昭子さん、内田敏樹さん、増永元さんを一堂に会した作品展を催すことになり、場所や開催方法などそのプロデュースをさせていただく事になりました。
企画する展覧会は「自然界と文明の境界」がテーマとなります。
いづれの作家も、自然をこよなく愛する方々で、作品にも生き物、植物、菌類などをモチーフにしたものが数多くあります。
開催場所の選定につきましては八丈島を選ばせていただきました。
これは、今回の展覧会のテーマ「自然界と文明の境界」を開催する背景として、自然と人が上手く調和している八丈島が最も適していると考えたからですが、他にも理由があります。
6年前になりますが、発光キノコに興味を持ち初めてこの島をを訪れたときのことです。
その際、島の自然に魅了させられただけでなく、島の方々の気さくで暖かく気持ちのよいおもてなしに感化され、大好きな地となりました。
以来、毎年のように八丈島の自然に触れ、人に触れ、鋭気を養いに訪れています。
皆さまには、作家の創作に多少なりともインスピレーションを与えたこの地で、作品をご覧頂きながら、作家が体験したのと同じ雰囲気に浸っていただければとの思いがあります。
また、島の皆さまには、芸術作品としての本物のとんぼ玉がどういうものか知っていただく良い機会になるのではと思っています。
ロングランになりますが、よろしければ、お付き合いください。