【ココニは何処に】をふりかえって
2016年04月20日(水)
ども、町長です。
スタヂオiの企画として2年前に始まった「ココニは何処に」ですが、八丈島での展覧会で一つの節目になります。
まずは、ご愛読いただきました皆さま、またココニメディエーターの皆さま、ありがとうございました。
そうして、礒野さんありがとうございました。
2年前に、礒野さんの創られた「ココニイルヨ」を見たときに、その風合いから、これは礒野さんのライフワーク(世界観)と重ね合せて楽しめる作品では?との思いから、無謀と思える提案をさせて頂きました。
言い出した本人が言うのもおかしな話しですが、当初礒野さんがこの企画を承諾していただけるとは思っていませんでした。
大まかな企画の内容は、
礒野さんが旅をする中で出会った、こころに残るいきもの達を、モチーフにしたココニイルヨを、4つの場所を選定して、各場所ごとに3種類、合計12種類、創るというものです。
文字で書くのは簡単なのですが、実際にこれを完成させるには、想像を絶する労力がかかるのです。
この12種類のココニイルヨは、単純に外観をそれに似せればいいというものではありません。
ご覧いただければ解りますが、作品ごとに、大きな花、カサコソ、粘菌や地衣類、モゾゾ、キノコなどなど、中の見え方、自立したときの美しさ、全体のバランス、それでいてココニちゃんと解るように造形して、はじめて完成形になるのです。
これには、膨大な時間と労力がかかります。
縛りがある分、新作を12作品創りあげるのと大差ないくらいでしょう。
こうして、時間をかけて創りあげられたノウハウはそれぞれたった3体だけの作品のために使われたのです。
なんと、贅沢なことでしょう。
時間と労力からすれば、全く割に合わない事でしょう。
このような事に、なぜ礒野さんは快く承諾してくれたのでしょう?
ここに、礒野さんの人となりが見えてきます。
「皆さんにワクワクが提供できるなら!」これが彼女の答えでした。
礒野さん、大変なご負担をおかけしてごめんなさい。
そうして、お疲れさまでした、ありがとうございました。
しか~し、「ココニは何処に」はまだまだ終わったわけではありません。
先日礒野さんの所で、何得できない、条件を満たさない、との理由からお蔵入りとなったココニちゃん達を見せていただいきましたが...
是非、日のあたる場所に出していただけるようにお願いいたしました。
近々、皆さまの前に、変り種のココニちゃんが登場するかもしれません。
まずは、この辺りから...
この後は、もう一段上のワクワクをご提供できるように、本編のスタヂオiで進めてまいります。
これからも、よろしくお願いしますケロ...あれ