瞑想の楽しみかた
2017年12月24日(日)
第一回「瞑想の楽しみかた」を始めさせていただきといと思います。
この企画は、これまでと一味も二味も三味くらい違ったCO展になるでしょう。
まず、ここで言うところの「瞑想」についてです。
みなさん、まず作家について考えてみてください。
私は、仕事柄展覧会や工房などによく出向くのですが、
そこで出会った方に「あなたは、作家ですか?」と伺うと、とほとんどの場合「作家です」というお返事がかえってきます。
では、「作家とは何でしょう?」と、一歩話しを進めるとどうでしょう。
「とにかく何でも作ったら作家だよ」
「上手に作れたら作家だよ」
「売れるものを作ったら作家だよ」
「自分の発想ができるようになったら作家だよ」
「見るものの心を動かしたら作家だよ」
作家の定義は、人により千差万別なのに驚きます。
物作りで一番大変で一番時間がかかる一番大切なことは、その起源である「新たな発想」なのです。
たいていの場合、面白いものを生み出す人は、永続的に新たな発想をしている人です。
ただ、人間である以上、ずっと走りっぱなしという訳にはいかないでしょう。
発想と発想の間には、気持ちの切替をする為に、集中力を緩めたり、心を静めたりと、お休みする隙間が必要となります。
これが、俗世間で言う無心になるとかいう状態ではないかと思うのです。
これが今回の企画でいう「瞑想」です。
2017/12/24 23:05 Update