たまご
2017年09月09日(土)
これまでご紹介させて頂きました友松作品の成り立ちを、町長なりにご説明させていただきましょう。
まず、「底神さま」は、人間と自然、特に生命の源である海に対する考え方を問いかけています。
大切にしなくてはいけないものを、人間の安易で身勝手なふるまいで壊してしまうことの無いようにとの願いを作品のテーマに制作された作品でした。
そうして、その翌年に発表した「太古の底神さま」では、底神さまを大自然に見立て、人間がこの世に生まれる遥か昔から存在する自然の摂理としての象徴として制作されました。
昨年、発表された「バビフタン」では、自身のボルネオ島での体験から、自然と文明の境界をテーマに、人間が自然から得られる恩恵への感謝を、見事に表しています。
さて、今年の新作になる「たまご」は、いったい何が生み出されるのでしょう。
たまごとは、動物のメスが未受精の卵細胞や、受精し胚発生が進行した状態で体外(外環境)へ産み出される雌性の生殖細胞と付属物の総称である。
このため、生殖を目的として外部に放出(産卵)される卵は、その多くが周辺環境と内部を隔てる構造を持ち、幾らかでも恒常性を保つ機能を持つ。この保護機構は種により異なる。
ウィキペディアより抜粋
さてさて、たまごも無事に孵ったようです。
2017/09/09 23:00 Update