礒野さん流、虫さんとの付き合い方

剥がれたマダニは、再び悪さしないようにセロハンテープに張り付けて日付を記入しておきます
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マダニさんの頭の部分を観察して吸い口の突起が確認できれば一安心です
もし、吸い口がちぎれて残ってしまってても、引っ張りぐあいが下手くそという事で、特に問題はありません、回数を重ねればそれなりに上手になります
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1~2週間ようすを見て、発熱や倦怠感があるようなら、確保したマダニさんを持ってお医者さんに行きましょう。

2025/07/03 21:51 Update

礒野さん流、虫さんとの付き合い方

次に、できるだけ早めに食事を中断して退席いただくための準備をします

準備するものは、ピンセットと吸出しとセロテープです

マダニの平たい向きと水平になるようにピンセットをさしいれて、
肌の近く...マダニの頭の方に狙いを定めて掴みます
そして、ゆっくりと引き剥がしていきます
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名残惜しそうに、なかなか放しませんが、大根をひっこ抜くように、一定の力を加えると、ゴソッと剥がれます
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剥がれた後の傷口を、吸出しで吸い出します
あとは、掻かないようにできれば我慢するか、バンソコをはりましょう

2025/07/02 23:01 Update

礒野さん流、虫さんとの付き合い方

では、意図せずにマダニさんにチューチューされたときは、
はてさて、どうしたものでしょう。

発見するのは簡単です

まず、ゆるーい痒みが出ます
何気なくポリポリすると、指に小さなイボのような引っ掛かりに気がつきます
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心を落ち着けて、昨日今日で草むらに入らなかったか思い返します
心あたりがありましたら、疑いは濃厚となります

ご馳走にくらいついたマダニさんは、そのほとんどが1ミリ程で肉眼では、ほくろなのか、掻きむしったカサブタなのか、本命のマダニさんなのか見わけが付きません
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確認には、拡大鏡かマクロ機能付きのカメラを使います
細い足が艶めかしくうごめいていたら、大当たりのマダニさんです
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マダニさんは、頭を肌の中まで突っ込んでお食事するのですが、このときの身体の向きを確認しておきます

2025/07/01 21:16 Update

礒野さん流、虫さんとの付き合い方

その置き土産が、感染症です。
今のところ、SFTSとJFSそしてライム病など確認されているようです。
日本での年間の感染と死亡数をみてみると、
SFTSは、感染が100人程度で死亡は30%
JFSは、感染が200~400人で死亡率は1%
ライム病は感染が15件ほど、普通の状態だと、お薬で治ります。
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このように、全部合わせると33人くらいの方がお亡くなりになっているようです。
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さて、年間33人って、他と比較してどのくらいなのでしょう。

ちなみに、アナフィラキシーでお亡くなりになる方は、年間60人ほど、ハチに刺された事例がよく取りざたされていますが、お薬の投薬や食物でも発症いたします。
ついでに、
交通事故でお亡くなりになる方は3,000人ほど、
インフルエンザでお亡くなりになる方は、流行した年で超過死亡概念に基づく推計だと1万人ほど、
ご自身の意思という事でも2万人ほどがお亡くなりになっているようです。

2025/06/30 22:22 Update

礒野さん流、虫さんとの付き合い方

品行方正な大多数のダニさんのお話はまた今度にするとして、それ以外(5%ほど)の、人間を含む動物の血が大好きなダニさんに出逢ったときは、さてどうしたものでしょう...
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山の中の土のうえでは、タカラダニをひと回り大きくしたようなツツガムシさんに出逢ったりもしますが、よく出逢うのは草むらに潜むマダニさんです。
実は、吸血そのものはそんなにたいしたことと思っていません。
献血したり、ドラキュラに血を吸われることを思えば、気にすることも無いほど微々たるものです。
でも、この吸血行為には有り難くない置き土産があったりします

2025/06/29 22:14 Update
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