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サナギ展覧会
2019年05月15日(水)
サナギは、眠っていて、動かない外見と、その中で息づいていて蠢めく内面を強く感じとることができる作品です。

町長、作品が醸しだすうちに秘めた力を感じながら見惚れておりましたところ、
礒野さんから、サナギの最終形態を、スタヂオiで取り扱うことを賜りました。
みなさまに礒野さんの大作を紹介させて頂く大役に、カエル星人ともども身の引き締まる思いです。

精いっぱい、サナギの魅力をお伝えしていきたいと思いますが、いったいどの程度創っていただけるのでしょう。
これまでに創られた最終形態のサナギは、今回の展示会で見せていただいた3匹です。
礒野さんからは、「これでお終い」との意向もあるなか、10匹程度は創っていただけるようお願いいたしました。
ただ、大作を創るといつものように右手の人差し指が火傷でカワが硬くなるのです。
その様が目に入ると、無理はお願いできません。
それに、化硝研究所での作品創りやモロッコでの新作も並行していただかなくてはとの思いもあり、なんとも複雑な気持ちでなのです...
この後、サナギにつきましては、礒野さんと相談しながら、進めさせていただいとおもいますので、よろしくおねがいたします。
サナギ展覧会
2019年05月14日(火)
やまのパンダ屋では、日が傾き辺りが薄暗くなりだすと、ほー...ほー...と、ミゾゴイが鳴きはじめます。
ミゾゴイは、大変珍しい鳥で滅多にお目にかかれません。
自然の中では、普段味わえない出会いや体験で、新鮮な感覚が更新されていくのを感じとることができます。
1日限りのサナギ展覧会も無事に終わり、役目を果たした特設会場は元の杉の木と畑に戻ります。
会場の案内役を務めたカエル星人のケロッピもお疲れ様でした。

名残惜しそーに、大きなサナギを撫で撫でしながら、後片付けのお手伝いをしました。
その傍ら、礒野さんに、サナギのこと、その作品への思いなどをたくさんお伺いしました。
そうして、気になる質問のも...
今回、展覧会を開催したという事は、満足な作品にができたということでしょうか?
礒野さんは、満面の笑みで、「できました、満足まんぞく、サナギはこれでおしまい」との事でした。
...という事は、これで創り納め、見納め、触り納め。
そうなのです、最初のサナギがうまれた時に、礒野さんは、「この作品は、満足いく作品が出来るまで試行錯誤しながら創って、おしまいにします」と言っていたのです。
言葉通り、この半年というもの毎回違うサナギが誕生していきした。
これまでにうまれてきたサナギが3匹に、今回のサナギが3匹...
礒野さんのもとに、これまでの3匹と今回の1匹が、マスターピースとして残るとして、チャンスは2匹〜
哀しいサガと申しましょうか、理性とは裏腹に頭の中は計算せずにはいられません。
「町長さん、これまでにうまれたサナギも、今回のサナギ同様、私の大切な作品なのですよ」礒野さんのお話に、心の中を見透かされでもしたかのようでドッキリコンでした。










































































