沖縄にカッパはいるのでしょうか?
何故でしょう、「妖怪」というと、単独唯一の奇異な生き物と感じてしまい、進化とか連鎖とか、生物的な見方ができておりませんでした
「コロボックル」同様に、妖怪でなく種族という見方をしてみると、これまで気づかなかった面白いことが見えてきます
「カッパ」の起源は、沖縄の「ぶながや」です
暖かい沖縄の暮らしていた「ぶながや」さん達
その一部が、何らかの理由で沖縄から海を渡り北上したのです
やがて奄美にたどり着いた「ぶながや」さん達は、そこで暮らすことになります
でも、沖縄より気温の低かった奄美では、寒さに適応する為に全身の体毛が伸びていきます
これが「けんむん」です
やがて、「けんむん」さん達の一部が、何らかの理由で奄美から海を渡り、再び北上したのです
「けんむん」さん達は、九州にたどり着き、さらに北上し、本州中部地方から近畿地方へと広がっていったのです
これが「カッパ」さんです
さらに気温の低い本土では、体毛のみでの生存が難しく、奄美の海岸で拾ってきたウミガメさんの甲羅をまとって、寒さをしのいだのです
この種族は、もともと色白で少し緑ががっていたのですが、日差しの強い沖縄で、年中程よい日焼け状態で赤かったのです
日差しの柔らかい地で長年の間暮らした結果、体色がもとに戻り、緑掛かった色になったのでした
では、増永元さんが沖縄で目撃したカッパとは...
いや~、それにしても魅力的な作品でしたね~
(注意:この一連のお話しには、町長の勝手な妄想が含まれています)