ども、町長です
さて、行き詰ったかのように見えた「沖縄にカッパ」探しですが...
面白い情報が飛び込んでまいりました それは、奄美に伝わる妖怪のお話です 江戸末期の文献「南島雑話」に書かれている「ケンムン」と呼ばれる妖怪です
絵図のケンムンを見てみると... なんとなんと、かなり河童に近い容姿をしているではありませんか
奄美にも、カッパ?なのでしょうか
さらに、 ケンムンは、水の精であると同時に木の精でもあり、沖縄に伝わる木の精キジムナーとも多くの共通性がみられるようです
さて、沖縄にカッパはいるのでしょうか?
「ぶながや=カッパ」という図式を改めて検証いたしましょう 遭遇した増永さんの創った「カッパ」と... ぶながや窯さんの「ぶながや」... 確かに、かもし出す雰囲気は同じものがあるように感じられます しかし、異なる点もあります ひとつは身体の色です ぶながやが赤色に対してカッパは緑です そして、もう一つは甲羅です カッパには、その象徴と言うべき甲羅がありますが、ぶながやには見あたりません
やはり現段階では、カッパ=ぶながや とは言い切れないようです
はたして、沖縄のカッパの正体は「ぶながや」なのでしょうか
奥さまのお話によりますと、ご主人がご存命だったころ水木しげるさんが訪ねて来られて、ぶながや像を見て発した言葉が「これは、カッパですね」だったそうです
うん、カッパカッパ、ぶながや=カッパにしよう! と、言いたくなるところですが... ちょっと待ってください 何か、見落としている事は、ありませんか
「ぶながや」像... う~ん、容姿と顔立ちは、限りなくカッパに見えますねぇ 特にこのぶながやは、その目に特徴がありました 迫ってきますね~
ぶながや窯では、陶芸家のご主人が、すでにお亡くなりなっていて、観覧できる作品は工房に残る数点のみでした どうやら、ぶながや像を作られていたようです ズラリと並ぶ「ぶながや」像は、えもいわれぬ威圧感があります ゾクゾク感が半端ないです ここで、ご案内いただいた奥さまより、たいへん貴重なお話を伺うことになるのでした